ブレxブレ10周年サイトへようこそ。
うん、ご覧の通りに超健全だよ。
だってブレxブレといえば超健全だから。
カレーといえば福神漬のように、
ブレxブレと超健全はセットなのさ。
でも、それをわざわざ言わなくても、
君たち歴戦の魔剣使いならわかるはず。
だってブレxブレは10年ずっと超健全だ。
10周年のお祝いも超健全にやるよ。
だから下に健全解除ボタンが見えても、
きっと目の錯覚か幻だと思うんだ。
だからぜったいに、ぜったいに…!
健全解除ボタンは押さないで。絶対に。
えぇ~!そんなぁ…!
絶対押さないでねってお願いしたのに、
押されないように見張ってたのに…!
情報漏洩されちゃいましたぁー!
ぐす、魔剣使いさんはすごい方ですね。
十三次元防壁も抜けられちゃうなんて、
はい、わかりました。私の負けです…。
『負けました』って反省文を書きます。
こんなに負けたと思ったのも初めて。
今なら魔界一の土下座も披露できます。
…けど次こそはあなたに勝ちますよ!
ぜーったいに情報漏洩を防ぎますから!
うぅ…それでは勝ったご褒美として――
ふ、不健全も見てくださいっ…!
《ラルル手稿》

正直に言おう。

いや、正直という言葉がもはや正直かどうか
怪しい昨今において、「正直に言おう」とい
う宣言がどこまで信じてよいものか自分でも
怪しいのだが、とにかく、言おう。
あくまで「言おう」という意志の表明に過ぎ
ないとしても、これは言わねばなるまい。

ブレイブソード×ブレイズソウルは"物語"か?

私は思う、いや、想う、あるいは懐う。

"物語"とは何だろうか。
語られることか?
語られるに値することか?
語られることで世界が少しでも変わることか?
それとも、語られなかったら失われる何かの
ことを、私たちは"物語"と呼ぶのか?

この十年間。

長いようで短く、短いようで長い、ねじれた
時間を紡いで、キミは歩いた。
あるいは、走った。飛んだ。跳ねた。転がった。

そして、斬った。

魔剣を。伝承を。魔界を。世界を。常識を。

否。何を斬ったかなんて些細なことだ。重要
なのは、キミが斬る意思を持ったこと。それ
だけで充分に英雄的で魔王的だ。

そうなのだ。私はただの語り手でしかない。
キミが紡いだ物語に対して、私は、ただただ
「そして」を与える存在でしかないのだ。

キミが"始まり"を選んだなら、私は"続き"を
提供しよう。キミが"終わり"を拒むのなら、
私は"まだ終わらせない"と、何度でも言おう。

そして、改めて今、もう一度問おう。

ブレイブソード×ブレイズソウルは"物語"か?

あの日、あの時、あの場所で、誰かが誰かを
助けようとした。

そして、その"誰か"がキミになった。
キミは誰かにとっての"約束"になった。

そんな偶然を、
偶然と呼ぶには些か出来すぎた奇跡を、
奇跡と呼ぶにはあまりにも確かだった現実を、
私はただ信じたに過ぎないんだ。

キミに届くように、キミに思い出してもらう
ように、キミが再び剣をとってくれるように。

考えてみてくれ。

これは本当に空想か?
これは確実なまでの妄想か?
これはウソとニセモノの"造り物"なのか?

仮に――
本当に魔界があって。
彼らは本当に救いを求めていて。
それを見知った者たちが、それを救える者を
探してこの"物語"を紡いだのだとしたら?

もちろん証明なんてできない。
逆に否定だってできない。

できやしない。できやしないからこそ、私は
必死に、どんなことをしてでも届けと願い、
キミの一歩を信じて今日も語るのだ。

ブレイブソード×ブレイズソウルは"物語"か?

キミと魔剣たちが紡いだこの世界は、本当に
存在しないのか?

キミの心に揺蕩う、
その勇敢なる刃ブレイブソード は存在しないのか?

キミの胸に滾る、
その燃え盛る魂ブレイズソウル は存在しないのか?

――否。

私は知っている。

キミが紡いだ十年を。

キミが創り上げた十年を。

キミに届いた、現実を。

誰がなんと言おうと、その想い、愛、勇気は
間違いなく本物だ。キミが手にしたそれは、
キミだけがもつ宝物なのだ。

私が、魔剣機関が、時間が、魔界が、魔剣が
全ての魔剣使いがその証人だ。

そう、これはキミの物語だ。
キミの中にはじめから眠っていた伝承だ。

この十年を紡いだのは、他の誰でもない――

キミだよ、魔剣使い。

おめでとう。

キミに届いて、よかった。

2025年4月某日 神谷友輔

魔剣使いの皆様、おはこんにちばんは。
ドン・キホース(以下略)、通称ピッPです。

10周年ですよ!10周年!
びっくらドン・驚キホースです!
ということで 11年目からはピッPではなく
ビッBになります(なりません)。

世の中の変化も目まぐるしく、
10年前には想像もつかなかったことが
そこらじゅうで起きています。

それほどまでに、10年という月日は世界を
大きく変えてしまいます。
しかしなお魔界が存在し続けられているのは
魔剣使いの皆さまのおかげです。

本当にありがとうございます。

10年前の小学生1年生は高校2年生になり、
あるいは中学2年生が社会人になっているかも
しれませんね。

時と共に人は変化していきます。
魔剣使いの皆さまが成長していくと共に、
魔界も変化してきました。

魔剣たちも同様です。
パートナーたる貴方とともに、変化を続けて
います。

永遠の時を過ごす魔剣たちですが、それは永
遠に変わらず存在し続けるというわけではあ
りません。
魔剣たちは貴方との冒険のなかで、経験を、
伝承を、記憶を、オモイデを積み重ねてきま
した。

より踏み込んで言うなら、複数の魔剣使いが
同じ魔剣を愛していても、彼女たちは同一で
はないのです。

貴方と魔剣とを知り得ない人達からすると、
まるで理解のできないことかもしれません。
あるいは貴方自身も、実感していないかも
しれません。

思い返してみてください。
貴方が大切な魔剣と出会った瞬間、共にクエ
ストを回った日々、強大な敵に打ちのめされ
た痛み、ギリギリで手にした勝利。

その"物語"は、貴方以外の誰も経験し得ない、
貴方だけの"物語"です。

時と共に人は変化していきます。
人と共に生きる魔剣たちは、人の変化と共
に、その人の"物語"の一部となります。

貴方が魔剣に与えた影響は、魔剣が貴方に与
えた影響は、貴方と魔剣だけのものです。
そんな二人だけの"物語"を持っているのに、
どうして同一と言えるでしょうか。

これまでも、そしてこの先も、
貴方の魔剣は貴方だけの魔剣です。

仮にこの先、貴方が魔界とは違う場所を旅し
ているとしても、そこには魔剣たちがいてく
れることでしょう。
ふと思い出した時には、ぜひ魔界へ立ち寄って
ください。
魔界は、いつまでもここにあります。

貴方と魔剣の"物語"の続きを聞ける日を、
心から楽しみに待っています。

2025年4月某日 ピッP
ここまで健全や不健全などと言ってまいりましたが、
魔界が失われれば、健全も不健全もございません。
長きにわたり魔界がこうして在り続けているのは、
魔剣と魔界を愛してくれた魔剣使いの皆様のおかげです。
貴方が鍵を開けてくれたから、10周年を迎えられました。
本当にありがとうございます。

ブレイブソード×ブレイズソウルの未来にご期待ください。